二見の大ムク  (五條市・二見)

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五條市二見にある椋の木の大樹です。樹齢1000年、幹の周囲は8.5m、伊勢湾台風で折れるまでは樹高30m以上もあったそうですz。ずっと見たいと思っていたのですが、やっと見ることが出来ました。第一印象は「何、これ・・・」でした。

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反対側から見たところです。お屋敷の門や蔵と比べてみると、その大きさが実感できます。幹のゴツゴツした感じがとても力強くまさに筋骨隆々といった感じ。風雪に耐えてきた歴史を感じさせます。伴侶は大樹に感動するより、門の扉にかかっている馬の形?をした注連縄?のようなものに、興味を示しているようでした。「こんなの初めて見た。藁が新しいみたいだから、古くなると作り直しているのかしら・・・」

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どうです、この風格、見事と言うより他はないように思います。楠の大樹はよく見るのですが、ムクノキはあまり見たことがありません。そう言えば、椋鳥という鳥もいたっけ。どちらも同じ「椋」という字が使われています。こうしたゴツゴツした幹を好んで棲みついたりする鳥なのかしら・・・とネットで調べてみたところ、「四季の山野草」様のサイトに「黒く甘い実を椋鳥(ムクドリ)が好んで食べるから、あるいはこの木を好むことから名が付いたとのこと」と出ていました。私の予想は半分ほどは当たっていたようです。でも私は椋の実はまだ食べたことはありません。伴侶は子供の頃、食べたことがあるそうです。但し、木になっている実は高くてとれないので、地面に落ちている実を拾って食べたとか。黒くて柔らかい実で甘かったそうですが、それよりも、砂がついていて、ジャリジャリした食感の思い出だけが残っているようです。その椋の木は今でもJR高野口駅近くにあります。今度行ったとき写真を撮ってこようと思っています。実りの秋です。実も出来ていれば良いのですが・・・。

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