播磨路プチ旅行 書写山 その2 三之堂へ

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折角ここまで来たのだから本堂(摩尼殿)から三之堂まで足を伸ばしてみようということでやってきました。さすがにここまで来るとちびっ子は「疲れた、もう歩けないよ~」と右下に見えているベンチに座り込んでいたのですが・・・。お兄ちゃんが食堂(写真左側の建物)の欄干から手を振っているのを見るや「僕も!」と走り出した。疲れていたんじゃないの? 訳が分からないまま放って置くわけにもいかず、後を追うことに・・・。

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食堂の欄干に登ったちびっ子、ベンチで一休みしている伴侶に向かって大きな声で「写真撮って~」だって。その声に、預かっていた皆の荷物を持ってやってきた伴侶です。これでは休むどころではなく、まさに重労働。カメラ(スマホ)を取り出して写真を撮っています。お疲れ様・・・。

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伴侶の撮った写真です。得意げに両手を挙げて万歳をしています。仕方なくお付き合いで手を振っている私です。気まぐれなちびっ子に付き合うのも大変です。それにしてもちびっ子のお兄ちゃんに対する対抗心には呆れてしまいます。はじめから自分の手に負えそうにないことは、すぐにお兄ちゃんに丸投げするくせに、自分でも出来そうだと思うことには対抗心をむき出しにする。気の良いお兄ちゃんは文句を言うことなく、付き合ってあげている。本当に気ままなちび坊主です。でもいつかはお兄ちゃんの存在の大きさに気がつくだろうと思っています。 気付かなければ「アホじゃー!」 私の心の叫びでした。

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ロープウエイの駅に向かう途中、見かけたお地蔵様です。そのまま行き過ぎようとしたのですが、お兄ちゃんは気になるようで、見てくる!と坂を登り始めました。するとちびっ子「僕も!」だって。おいおい君は疲れていたんじゃないの?

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何を考えているんでしょうね。このあたりから、また急に元気を取り戻したようです。ロープウエイの駅近くにある鐘楼まで戻っててくると「もう一回突いてくる。一人でやるから誰も絶対に手伝わないでね!」と走って行こうとする。伴侶が「あっ、戻り鐘は突いてはだめなんだよ」と言うことなんか聞く耳を持たない。無茶苦茶に引き綱を引っ張り回していましたが、そのうち撞木が鐘に当たって小さくゴン。「鳴った鳴った」と満足げに帰って来た。一事が万事こんな調子で播磨プチ旅行を終えました。私達も子育てはしたのですが、こんな気疲れしたことあったっけ。多分若かったんでしょうね。その時は意識していなかったのですが、今になって思うと、若さって、たいしたものだったんだ・・・。これが今回の旅の結論です。

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