薩摩島津家墓所 （高野山・奥の院）

一の橋を渡ってすぐの所、１８町石から少し行った左手にある島津家墓所です。２０１６年５月５日のブログで紹介したのは薩摩島津家の初代・二代の墓所です。こちらの墓所の額には慈徳院・淨国院・大玄院・宥邦院・圓徳院と刻まれています。慈徳院は六代・島津信宗信、淨国院は四代・吉貴、大玄院は三代・綱貴、宥邦院は五代・継豊、圓徳院は七代・重年になります。三代目から七代目までの藩主が一緒に祀られています。墓所の美しさや木製の額がとてもきれいなところを見ると、これまできっちりと管理され、お祀りされていたことが覗えます。さすが鎌倉時代から続く守護大名としての名家・島津家。墓所からも凛とした誇りが感じられるような気がします。２０１６年５月５日のブログ「薩摩島津家初代二代墓所」で取り上げた分を含めると、幕末までの残りは五人分・・・。