因幡街道宿場町・平福(兵庫県佐用町)

因幡街道宿場町

播磨国・姫路と因幡国・鳥取を結ぶ因幡街道の宿場町・平福の街並みです。街道特有の緩やかなカーブに沿った街並みは今はとても落ち着いた雰囲気が漂っています。昔は旅人も多く、たいそう賑わっていたのでしょうが、こんな静かな街道も情緒があるように思えます。

平福駅

智頭線の平福駅です。近畿の駅百選に入っているそうです。昔は中国自動車道佐用ICを降り、373号線を北上し、鳥取によく行っていました。そのとき必ずといってよいほど立ち寄って休憩したのが[「道の駅・宿場町ひらふく」です。ところがその後2013年に鳥取自動車道が完成し、中国自動車道から鳥取自動車道に入ると、鳥取まで直通で行くことができるようになりました。そうなるとこの平福や前回のブログであげた武蔵の里などに立ち寄っていく車が少なくなってしまうのではないかと心配されます。平福も武蔵の里も町おこしに力を入れているのがよくわかります。今、声高に叫ばれている「地方創生」なるものが、本当に地域にとってプラスになるように願ってやみません。平福の街並み、武蔵の里どちらも一度は寄ってみる価値のあるところです。時間に余裕のある方は是非立ち寄ってみてください。道路ができることで由緒ある古い町が寂れて行ってしまうようなことがあれば何のための地方創生かわからなくなります。奇しくもこの街道、石破地方創生担当相の地元とも関連の深いところ。どうなっていくのか注目したいと思っています。時の政権に賛成だからどうの、反対だからこうのなどといった偏狭なやり方は決してあってはならないことだと思ってます。

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