みちしるべ(五條市・民俗資料館から新町通りを経由して・・・)

SL

民俗資料館(五條代官所長屋門)の前にはこんなSLも展示されていました。ところで民俗資料館のあるところは五條市新町。新町といえば古い街並みが残っている「新町通り」が知られています。というわけで今回、民俗資料館から「新町通り」経由で天誅組本陣跡である櫻井寺まで歩いてみることにしました。

新町通

古い街並み「新町通り」です。左の白壁の家は「まちや館」です。中を見学させてもらえます。ここもそうですが、「まちなみ伝承館」でも係の人がとても親切・丁寧に説明してくれます。いろいろ教えられることが多く、いい勉強になりました。地域の方々が古い街並みを大事に守っていこうとする熱意が感じられました。故郷に誇りを持つっていいものですね。

みちしるべ

「新町通り」をぬけると国道168号線に出ます。左に曲がって少し行くと国道24号線と交わります。「本陣」交差点です。その交差点の南西角にある大きな「みちしるべ」です。車で国道168号線を北上し、信号で止まっていると、このみちしるべの「右 いせ」の一面だけが目に入ります。(写真 左) 他の面はどうなっているのか気になっていたのですが、今回判明しました。やはり「かうや」でした。紀州街道沿いのみちしるべだけあってなかなか立派なものです。「いせ」(伊勢)の下には「はせ」(長谷)「なら」(奈良)、大峯山上、「よしの」(吉野)道、「かうや」(高野)の下には「わか山」(和歌山)、四国、くまの(熊野)道と刻まれていました。中でも海を渡っていかねばならない「四国」という地名には驚きました。スケールの大きなみちしるべです。というか当時はすでに海路も今のフェリーのようにごく普通の交通手段になっていたのでしょうか。

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