室生龍穴神社奥宮(吉祥龍穴)

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とりあえず林道の入り口までということでやってきたのですが、見るとなかなか立派な道のようです。これなら年寄り?でも行けそうと左にハンドルを切り、林道へ。くねくね曲がる道をたどり、吉祥龍穴という看板と、その隣にある鳥居前に到着。鳥居をくぐり、急な階段を下りていくと木々の間から滝が見えてきます。

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さらに下りていくとこんな形の滝に見えてきます。高いところから一気に落ちる滝ではなく、滑滝(なめたき)のようです。肝心の龍神様はどこに住んでいらっしゃるのだろうと遙拝所に入ろうとしたのですが、先に人がおられて何やら熱心に拝んでいる様子。邪魔をするのも悪いと思い、長い時間待ってやっと遙拝所に入ることが出来ました。

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遙拝所から眺めた龍穴です。しめ縄が張ってあるので多分間違いないと思います。龍神様ってこんなところに住んでいらっしゃるのか・・・。奥行きはどのくらいあるのだろう。大きな龍神様だと相当深いのだろうね。それより中に入って行った人はいるのだろうか、最初猿沢池に住んでいた龍神様は春日山に移り、最終的にここにやってきたそうですが、ここが一番住み心地が良かったのでしょうか・・・、などと考えることは不信心なことばかり。でも、ちゃんと拝んできましたよ。もし誰もいなければ相当神秘的な場所のように思います。

お参りを終え、再び急坂を登り、転んだり尻餅をついたりすることなく無事駐めてある車まで到着することが出来ました。帰りには林道の側にある天岩戸神社にも寄ってきました。

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大きな岩がパカーンと真っ二つに割れたような天岩戸です。天岩戸神社とあるのですが、二つの岩にしめ縄が懸けてあるので多分これがご神体だと思います。どうしてこんな形の岩が出来たのだろう。もしかして何らかの修法を行うために人が作ったのかしら・・・。というのも・・・

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内部はこんな感じになっています。明らかに人の手が加わっているように私には見えるのですが・・・。

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側にはこんなお社が建っています。この石段、ちょっと変わっていると思いませんか。石を二つに割ってその間に階段が造られている・・・。天岩戸もこの神社も、もしかして岩を割ることが好きな神様がいらっしゃるのかしらと思ったことでした。

室生龍穴神社で思ったことですが、町なかの神社と違い、田舎の神社は自然に囲まれているため神秘的な雰囲気が漂っているようで、とてもいいのですが・・・。でも今回お参りに来ている人を見てちょっと眉をひそめたくなるような場面に遭遇しました。若い男女がやたらベタベタとくっつきながらお参りに来ていたのです。およそ神仏にお参りするには似つかわしくないような態度にカチンときたのかも知れません。今流行のパワースポット巡りというのかも知れませんが、少しは節度を持ってお参りしたら? と言いたくなったほどです。 決して仲よくしすぎているのを羨ましく思ったわけではありませんので・・・。念のため・・・。

そうそう、伴侶が言うには、女の神様はあまり仲の良すぎるカップルでお参りしてはダメらしいです。なぜなら女神様がヤキモチを焼いて二人の仲に悪い影響が出るからだそうです。室生龍穴神社の拝殿に「善如竜王社」とあったの知ってる?善如龍王は善女龍王とも言うんだよ。即ち善如龍王・善女龍王は女神様として祀られていることが多いんだよ。イチャイチャカップルさん、以後気をつけましょうね。 これは伴侶の育った地方だけで言われていることかも知れませんが、そんなことご存じの方いらっしゃいますか? ですから雛流しで有名な淡島神社には今まで一緒にお参りしたことはありません。(^_^; 蛇足のひと言でした。

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