美濃岩村藩初代藩主・松平家乗五輪塔 (高野山・奥の院)

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結城秀康石廟の裏手にある岩村藩初代藩主・松平家乗の五輪塔です。結城秀康石廟付近はだいたい見てきたものと思っていたのですが、まだ見残しがあったようです。(もし、既に取り上げていたらごめんなさいです)

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地輪には読みにくいのですが、次のように刻まれているようです。「生国三州今濃刕岩村城主 松平和泉守殿第七年忌菩提(ササテンボダイ) 奉為大聖院殿 前泉州太守 乗誉道見禅定門 施主子息同和泉守殿立之 元和六年二月十九日?自」 松平家乗は以前取り上げた上州館林城主 松平乗寿の父親に当たる方です。家乗は慶長19年に亡くなっているので、七回忌は元和6年になります。岩村藩は慶長6年に家乗が恵那・土岐両郡の内で2万石を領したときに始まりますが、2代乗寿の代になると浜松に移ります。乗寿はその後、老中となって上野・館林に6万石で入封することになります。

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