粉河寺 その3  (紀の川市粉河)

千社札本堂

本堂入り口の天井に貼られている千社札です。こういった風景も霊場巡礼らしい雰囲気を高めてくれているように思います。ただ最近は千社札を貼ることを禁止しているお寺もあるようです。霊場にはつきもの風物と思うのですが、ところ構わずベタベタと貼られてはお寺さんも困ったことになるので仕方のないことと思うのですが・・・。あちこちで見られる千社札ですが、今まで一度も貼っている人を見たことがありません。どのようにして貼るのでしょうね。

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ビンズルさんです。お寺によっていろいろなお姿をしていらっしゃいます。ビンズルさんだけに焦点を当ててブログを造るのも面白いかも・・・。私たちが今から始めるには遅すぎるように思うのですが・・・。ビンズルさんについては、大阪府大東市にある野崎観音に行ったときのブログ「ビンズルさんと天女のような鯉」をご覧ください。ビンズルさんがなぜ本堂の外に祀られているのかについて取り上げていますので・・・。

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本堂の右にある千手堂です。本尊は千手観世音菩薩で紀州歴代藩主の位牌をお祀りしています。ところで、この日、本堂の前で拝んでいると、「今、秘仏を公開していますよ」との声。粉河寺の秘仏については以前見に来たことがあるのですが、それは粉河寺のご本尊ではなく、こちらのご本尊だったのでがっかりしたことがあります。その時の説明で、粉河寺のご本尊様は秘仏の中の秘仏。そう簡単に見られるなんて思うのが間違っているというようなお話を聞いたような・・・。今回も秘仏公開か、どうせご本尊ではないだろうけれど、これもまたご縁。拝観していこうかということで入ってみました。

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西国三十三所草創1300年記念ということで去年北面観音特別拝観を実施したのですが、新型コロナのため会期途中で取りやめになり、今年になって再開したそうです。拝観できたのは、ご本尊が入っているという厨子の裏手(北)を守っている千手観音でした。頂いた御朱印にあるお寺の名前は紀伊名所圖絵にあるように粉河寺でなく施音教寺となっていました。このことについては「粉河寺その1」をご覧ください。山号も補陀落山と風猛山と二つあることになります。それだけ霊験あらたかな尊いお寺ということなのでしょうか。追記:こんなご開帳があるとは知らずにお参りに来たので御朱印帳を持っていませんでした。出来ることなら後で貼り付けるより・・・と、いつも車に積んである御朱印帳を駐車場まで引き返して取りに行った方がいらっしゃいました。見上げた根性です。お疲れさまでした。これが今回頂いた秘仏公開記念の御朱印と散華です。

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