ビンズルさんと天女のような鯉  (大阪府大東市 のざき観音・慈眼寺)

びんずるさん

本堂の脇にiいらっしゃる「ビンズル」さんです。自分の患っているところとビンズルさんの同じ所をなでることで良くなるとか。ですからビンズルさんの身体で良く光っている部分が皆さんが患っているところ、もしくは良くなってほしいところということになります。ビンズルさんの右に張り紙があったのでご紹介させていただきます。  賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ・ビンズルさん) お釈迦様のお弟子さんの一人です。神通力を使って人を驚かせてしまったため、お釈迦様に本堂の外、人の手が届く所に座るように言われ、ここに座っていらっしゃいます。撫で仏としてご病気や痛い所、良くなりたい所を引き受け治してくださいます。平成二十九年の台風で転んで大怪我を負い、長期療養されていましたが多くの方々の篤いご寄進により、すっかり元気でお綺麗になり戻ってこられました。その時に宝暦3年(1753年)生まれの260歳以上のご高齢であることも判りました。 撫で方も書いてありました。患っている所を治してもらう時は自分のその場所を撫でてからビンズルさんのその部分を撫でる。良くなりたい所があれば、まずビンズルさんのその部分を撫で、そして自分の同じ所を撫でるのだそうです。 ビンズルさんってお釈迦様の弟子だったのですね。ということは羅漢さんの一人では?ということで調べてみました。

賓度羅跋囉惰闍

これは、先にあげた江口の君堂の隣にある羅漢堂なのですが、入って正面、お釈迦さまの右隣に座っていらっしゃるのが賓度羅跋囉惰闍(ビンズルバラダジャ)尊者すなわちビンズルさんでした。撫で仏としてのビンズルさんより穏やかな表情で、いかにもお坊さんらしい感じがします。十六羅漢の第一尊者ということだそうです。それで、お釈迦様のすぐ側に座っていらっしゃるのでしょうか。

ヒレナガ錦鯉

境内を散策していると、お寺の方が鯉に餌をやっておられました。寒くなると餌をあまり食べなくなるので、今のうちにたくさんやっておこうと思って・・・と仰っていました。餌に寄って来る鯉を見ていると、あれっ、あれも鯉なの?と思えるような魚が寄ってきました。お聞きしてみると、飼えなくなったので引き取ってほしいと頼まれ、引き取ってきたのだそうです。長い鰭を優雅に翻すようにして泳いでいるさまは、まるで天女のよう・・・。つい見とれてしまいました。ヒレナガ錦鯉というようです。初めて見る鯉でしたが、お寺の池にふさわしい鯉のように思えました。お参りの節は、是非一度ご覧になってくださいませ。

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