余部鉄橋 (兵庫県香美町)

新旧の橋脚

余部鉄橋と呼ばれている橋脚です。向こう側が古い余部鉄橋で手前が新しい余部鉄橋です。古い方は明らかに鉄橋なのですが、新しい方はコンクリート製の橋です。これも鉄橋と言って良いのかしら・・・、もしかすると鉄橋というのは橋梁が鉄製であればいいのか・・・、はたまた、鉄路が通っていれさえすればいいのかしら・・・なんて年寄りの意地悪い感想です。古い鉄橋は明治時代に作られ、約100年の間使われていました。この鉄橋から列車が転落するという事故があったのですが、あれからもう30年以上の年月が経っているのですね。衝撃的な事件として今も強く印象に残っています。この古い方の鉄橋は2014年に土木学会選奨土木遺産になっています。

エレベーター

エレベーターがあって空の駅(旧線路の保存施設)まで楽に上ることが出来ます。料金は無料です。一気に高さ約40mの空の駅まで運んでくれます。

鉄橋からの眺め

空の駅から見た眺めです。入り江の奥まったところにある街並みは、絵に描いたような海辺の町。海も穏やかで、とってもきれいな景色を堪能することが出来ました。

空の駅

余部鉄橋 空の駅と書いた石碑から向う、バラストの上に敷かれた枕木や線路が途切れて白く見えているところが空の駅になるそうです。右側は新しい餘部駅です。

餘部駅

これが餘部駅です。右下に見えているのが旧の線路です。

線路の果ては・・・

その旧の線路を伝って空の駅に行ってみると・・・。最終的に線路はプツンと途切れています。もし列車がここから先に行ったとすると、まるで銀河鉄道のように、天空へと登って行けるような感じがします。文字通り、空の駅・・・。爽やかな春の一時を楽しんで参りました。

旧橋梁

これは高さ約40mもの高い鉄橋に架かっていた橋梁です。この上を蒸気機関車が走っていたのですね。実際に見たことはありませんが、想像しただけでワクワクしてきます。

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