福田神社(真庭市・蒜山中福田)

福田神社

国指定重要無形民俗文化財に指定されている大宮踊りで有名な福田神社(通称・大宮さん)です。大宮踊りはお盆にこの境内で行われます。左の大木は真庭市指定文化財の天然記念物・イチョウの大木です。夏休みに遊びに来た子供の頃、この境内で野球などをしてよく遊んだものです。そうそう、ここで遊んでいて階段から転げ落ちたとき、頭がおかしくなっていないかと心配になり、かけ算の九九を言ってみたところ、うまく言えたので安心したことを覚えています。そんな経験、お持ちではありませんか?

大銀杏

古いイチョウの木に見られる気根です。古いイチョウと言えば奈良県御所市にある葛城一言主神社の大イチョウにも気根があります。(2012年5月19日のブログ 「さびしくなります・葛城一言主神社」 をご覧ください)このイチョウもそうですが、どちらも気根が垂れ下がっているあたりが一番太くなっているように思います。ちょっと不安定な感じがするのですが、これがイチョウの特性でしょうか。

寄付一覧

神社の拝殿に上りお参りをしたとき目についた、いわゆる寄付一覧の額です。明治44年1月と書かれていたので100年以上前のものです。この額を見ていて面白いことに気がつきました。寄付の金額が三十二円とか十七円七十銭、十五円六十銭など中途半端な金額が並んでいます。普通区切りのいい金額を寄付するものと思っていたのですが・・・。これはこの地方特有の習わしなのでしょうか。 右から二人目の岡田弥宗という人は昭和の初期に蒜山地方に初めて自動車を導入して陰陽連絡自動車株式会社を設立し、犬挟峠の道路改修を行うなどして交通事情の改善を企図したり、作陽水力電気株式会社取締役として蒜山地方への電気の導入に尽力したり、いろいろな農機具の改良を行い岡田式農機具を製造するなど、この地方の発展に寄与した人だと教えてもらったことを覚えています。

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