根来寺(その1)弾痕

根来寺

ちょっと気分転換したくて根来寺に行ってきました。お花見にはまだ早く、人出もあまりなかったのでゆっくりと静かな境内を散策することができました。写真はかの有名な国宝・根本大塔です。手前の建物は県指定の文化財・大傳法堂です。根本大塔には豊臣秀吉による根来攻めの際に打ち込まれた鉄砲(火縄銃)の弾の痕が残っています。

弾痕(1)

階段を上って縁を巡ってみると塔の基部にご覧のような穴があります。これが弾痕といわれているものです。来た人たちが指で触るので穴の周囲がすり減ってしまっています。

弾痕 (2)

これもその一つ。このような穴が其処此処に見られ、激しい戦であったことが偲ばれます。もし根来寺へお越しの節はぜひ探してみてください。このような生々しい戦の痕跡を見た後、静かな境内に目をやると、攻め来る兵たちと守る根来衆の叫び声、激しい銃撃の音などが聞こえてくるような気がします。

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