実りの秋と彼岸花
2011年9月25日 コメントを残す
田の畦に咲いている彼岸花と黄金色に実った稲穂です。毎年のことながら秋の訪れを実感させてくれる風景です。彼岸花はそのむかし中国からやってきて全国的にひろがったもので、飢饉の時などは毒抜きをして食べたそうです。毒をもっているにもかかわらず救荒食としての役割を持っていたのは奄美・沖縄地方のソテツの実と同じなんですね。毒抜きが不十分だったものを食べた人がたくさん亡くなったとか。「ソテツ地獄」という悲しい言葉もあるそうです。彼岸花についても同じような出来事はあったと思います。実りの秋を象徴する稲と同居している彼岸花、不思議な因縁を感じます。